
『終戦』
終戦の時が今、風に乗ってやってきた。
誰もいない、冷たい山の中、もう闘志も歓喜も何も無い。非戦闘員を巻き込んで、僕はきっと谷へいくだろう。遥か遠く、どこまでも沸き上がる思いを服の中につめ込んで、下へ下へ落ちていく。そこは、風媒花の木々達が、何も言わず立っていて、見上げると熱い雫が溢れだす。
終戦の時が今、此処にやってきた。
もう、戻らない、夏の日に、僕はそっと傘をさす。
晴れた空の虹になる。
/-詩作--G.エターナル.Y-K./
/詩管理及び作画-新久高/
新久高のスケッチブックです